アカウント売買(RMT)には、様々な自己責任が伴います。その中の一つが「詐欺」です。
実際何も考えずにアカウント売買してしまうと、詐欺の被害にあうことがあります。では、詐欺にあわないようにするにはどうしたら良いのでしょうか。
また、ゲームアカウント売買で詐欺に巻き込まれてしまった場合どのように対処したら良いのでしょうか。
この記事では、ゲームアカウント売買(RMT)の詐欺にあう確率を下げる方法と、詐欺行為にあってしまった時の対処法を紹介しています。
アカウント売買(RMT)の詐欺とは?
アカウント売買時の詐欺は主に下記の3つのパターンと事例があります。いずれも個人間での取引に起こりやすいと言えます。
IDやパスワードを教えたのにお金が振り込まれない
1つ目の事例は、ゲームのIDやパスワードを購入者に教えたのに、お金が振り込まれないパターンです。
個人間の取引や、掲示板、SNSでの取引で起こる詐欺です。これは相手の連絡先も知らないまま、アカウントを先に渡してしまったがために起こるものです。
渡されたゲームデータが欲しいものと異なっている
2つ目の事例は、自分が購入したゲームデータと異なるゲームデータが渡されるというものです。
「星5のキャラクターが入ったアカウントを購入したつもりだったのに、実際引き継ぎをしたらゲーム序盤のデータだった」ということがあります。
この事例もアカウント売買時に先にデータを受け渡してしまうと起こりやすくなる詐欺と言えます。
ただし単に間違えてしまった可能性もあるため、最初から詐欺と決めつけて行動しないよう落ち着いて対処しましょう。対処法は、後述してあります。
引き継ぎ後にパスワードを再発行される
3つ目の詐欺は、アカウントを購入後に、出品者側が勝手にパスワードを変更してしまうものです。購入者側は、ゲームにログインできない上に出品者に連絡が取れなくなってしまうケースもあります。
アカウント売買(RMT)の詐欺に遭わないために
では、一体詐欺に遭わないようにするにはどのようにすれば良いのでしょうか。ここでは、3つの方法を紹介します。
1. データの先渡しは行わない
まず、IDやパスワードを教えて、お金が振り込まれないケースについてです。これを防ぐにはデータの先渡しを行わないのが良いです。
お金が振り込まれるのを確認する前にデータを渡してしまうと、お金もデータも手に入らない可能性があります。購入者が欲しいデータを持っているのは出品者側なので、取引も出品者がリードした方がいいかもしれません。
一方で購入者側もお金を振り込んで、データがこないという事態を避けるために、先に相手の口座番号を聞いておいたり、身分証明証をお互いに確認しとくようにしましょう。
2. 取引前にお互いの身分を証明する
前述したところに少し被っていますが、お互いの身分証明証を確認しておくことは万が一の時のために重要です。
渡されたデータが異なっている、引き継ぎだ後にパスワードを勝手に変更されたなどの場合、相手の連絡先や住所が分かっていれば対応可能です。
運転免許証やパスポートなどを取引前にお互いに確認しておけば詐欺のリスクを軽減し、万が一の時のための保険にもなります。
3. 第三者を介してアカウント売買を行う
信頼できる第三者を仲介させるのも詐欺を減らす方法の一つです。お互いに信頼できる人やサイトを介して行うとそのリスクはぐっと少なくなるでしょう。
最近では、個人間のアカウント売買を仲介してくれるサイトも多くなってきました。
著者がいつも利用するゲームトレードでは、「データの先渡し」ができないようになっている上、お互いの電話番号を運営に預けてあるので万が一の時でも安心です。
詐欺のないクリーンな取引を続けるにはこのようなサイトを利用するのが近道だと考えられます。
ゲームアカウント売買で詐欺にあってしまった時の対処法
ここまで、詐欺にあわないようにする方法を紹介してきました。では、実際に詐欺にあってしまった場合はどう対応したら良いのでしょうか?
1. 取引相手に連絡をとってみる
渡されたデータが違うことや、パスワードが変更されてゲームアカウントにログインできない場合は、故意でない可能性もあります。
もし、取引相手と連絡先を交換していたり、個人情報を交換している場合はまず相手に確認の連絡をとってみましょう。
取引が途絶えてしまった場合は、電話やSNSのメッセージ機能、メールなども有効です。最初から詐欺と決めつけず、お互い誠意を保った取引をしましょう。
2. 各運営に連絡をしてみる
取引相手に連絡がつかない場合は、次に各運営に連絡をとってみます。ゲームアカウントが引き継げなかったのは、ゲームのシステム上のトラブルかもしれませんし、お金が振り込まれていないのも営業日以外だったかもしれません。
ゲームの運営には、機種変更に伴う引き継ぎがうまくいかなったことを伝えます。ちなみにアカウント売買は利用規約に違反している場合がありますので、よほどのことがない限り「データ引き継ぎ時のトラブル」で通した方が良いでしょう。
お金が振り込まれていないのは、それぞれの金融機関の営業日やホームページから確認できます。
一方でゲームトレードのような取引サイトを利用している場合には、カスタマーサポートを設けている場合があります。
全て解決可能という訳ではないと思いますが、それぞれの運営が対応できる部分はしてくだ猿でしょう。焦らずに頼れる部分は頼りましょう。
詐欺にあわないようにする方法とあってしまった時の対処法まとめ
不用意なアカウント売買の取引は、詐欺に会う可能性があります。上記の詐欺に対する予防法と対処法をしっかりと頭に置いた上で取引を行いたいところです。
一方で警察にすぐに対応を求めるのは、あまりおすすめされません。警察では被害届けが出された後に、ある程度の証拠と法的根拠がないと動くことができません。ことを大きくする労力やエネルギーを考えると、最初から頼るのは賢明ではないでしょう。
また、ゲームトレードのようなアカウント売買サイトで取引を行うと、詐欺予防だけでなく、詐欺にあった時に対応もそれなりにしてくれます。全部を解決できる訳ではないでしょうが、個人で取引を始め、個人で詐欺に対する予防と対処をするのは大変です。興味のある方は一度利用してみても良いでしょう。